ご覧頂き、ありがとうございます。
第14回目を迎えたOne day cafe.kyoto。
2018年第1回目の開催となった今回の対話の場の報告をしたいと思います。
ゲストトーク
最初はゲストトークです。今回のゲストは、はるばる東京からお越しのハヤトさんです。ハヤトさんは、昨年の夏からOne day cafe.kyotoに参加して下さっています。そんなハヤトさんに、胸に秘めている熱い思いを語って頂きました。
ハヤトさんはとても賢く、子どもの頃は天才と言われていました。その一方で友達作りに興味がなく自分の世界を持っておられました。でもそれでもいいと思っていたようです。
暗記が得意で成績もいつも1番、高校以降は成績が下がったこともあったようですが、大学院まで修了されました。
就職活動をしている時に「天才募集」をしている会社に応募、採用されました。
しかし勉強が得意なことは、会社でも上手くいくこととは別だったようです。原因は、自分で仕事の道筋が立てられない、やり方が分からないというものでした。それにより上司に注意され、ハヤトさんの自己肯定感は下がりました。
ハヤトさんは若い頃は「自分には弱いところはない」と思っていたようです。しかしある日先輩に「自分の弱さをさらけ出せ」と言われました。そこで気付きがあったようです。
そして苦手なところは他の人にしてもらい、自分の得意なことを頑張ってした結果、「ハヤトさんがいると仕事がよくまわる」と言ってもらえ、仕事をもらえるようになりました。そして自己肯定感が上がり、自分の中で「やれることは何でもやろう」と変化が起きたようです。
会社の中で自分をどう活かすか、また人との関係を考えるようになられ、1対1の関係を大事にされています。現在は全国に友達が50人おられるそうです。ハヤトさんのフットワークの軽さを見倣いたいです。
とても心に響くお話で、皆さん真剣に耳を傾けておられました。また同じような思いを持つ学生の方にとっては共感したり今後の道標になったようで、もう学校を卒業した方も含めてたくさんの方に勇気や安心を与えて下さったと思います。
ご本人の口から発せられる言葉ほど、心打たれるお話はないと思います。とても素敵なゲストトークでした。
発達障害者当事者会フォーラム報告会
次は1月14日に大阪で開催された発達障害当事者会フォーラムについての報告会です。
成人発達障害者サロンしぇあのトシヤさんがパネラーとして登壇され、当日の様子についてお話して下さいました。
またOne day cafe.kyotoからは、グラフィッカーとしてでむさんとすず、そしてドラえもん大好きさんが参加しました。
昨年東京でも開催された当事者会フォーラム、今回は関西地区ということで関西と名古屋の主な当事者会の代表や参加者、また全国の支援者の方が100名集まりました。
参加されて印象的だったことは、関西での開催ということで人柄や地域性の出たとてもホットな場だということだそうです。
当事者会運営や発達障害者支援センターについて、また当事者が抱える困りごとなど、話題になったり盛り上がった部分を取り上げてお話して下さいました。
当日お越しになっていない方にも、会場の空気感がよく伝わったのではないかと思います。今の当事者の「リアル」が分かる、とても素敵な報告でした。
テーマトーク
後半はテーマトークです。
今回は参加者の方が多かったこともあり、いつもより多くのトークテーマの発表がありました。
①自己肯定感の上げ方
②アルコール依存症の家族を持つ発達障害のある方の困りごと、なやみ
③専門家って何なん?
④部屋の片付けについて
⑤(みんながほしいもの)愛情・友情
⑥思ったことを話す勇気が出ない
⑦特性もっている方の強いところ・弱いところの見える化
不安で寝起きが悪い、すべき事から逃避してしまうことはありませんか?
→そういう時の気持ちの切り替え法について
皆さんそれぞれペンを持って熱心に話されている様子があちこちで見られました。
また時間が終わっても書く姿があったりと話し足りなさもあったようです。
ペンを持って紙に書くことによる対話の活性化と、皆さんの「話したい、共有したい」という思いを強く感じることが出来ました。
今回は久しぶりに40名を超える方にご参加して頂きました。しばらく来られていなかった方、全く初めての方、フォーラムでお会いして来て下さった方、いつも参加して下さる方、当日サポートして下さる方…。どの方が欠けても、この場は存在しませんでした。たくさんの感謝を伝えたいです。
One day cafe.kyotoはこれからも月に1回、対話の場を開催します。皆さんにお会い出来るのを心よりお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
【凸凹フューチャーセンター(One day cafe. kyoto )】
自分自身にとっての凸 (強み) は、 おにぎりの中に入っている梅干しのように ぱっと見ただけでは外からは見えにくい。 中に大切にしまわれていて、 自分では見つけにくい。 そんな凸凹を大切にして コミュニティの中での対話やコミュニケーションを通じて自分の凸に気づいていく 学び・成長し続けるコミュニティを 私たちはめざします。
話の見える化(グラフィックファシリテーション)を活用したサポート
話した内容を、その場で文字とイラスト描いて 見える化していくグラフィックファシリテーションを活用した対話の場づくりを行っています。話した内容を忘れても確認できるので、話すことが苦手な方も、人見知りの方も、話しすぎる方も安心して対話に参加することができ、参加者ひとり一人が自分のペースで安心して過ごせる場づくりを心がけています。
気軽にご参加ください♪
One day cafe. kyoto は発達障害について話してみたい方の対話の場、学びの場を開催しています。「生きづらさを感じているけれど、どうしたらいいかわからない」「身近に生きづらそうな人がいるけれどどう接すれば良いかわからない」「専門家から学ぶのは少し敷居が高い」等、まずは当事者も支援者も普段の肩書きの看板をおろして、対等に対話することでの気づきを大切にしています。発達凸凹の?について語るcafeに「行ってみようかな」と興味を持たれたら気軽にご参加ください♪皆様のお越しをお待ちしています。この他にも、定期的に「マインドマップ」「話の見える化を活用したサポート」「ABD読書会」などの勉強会やワークショップを開催していますので、関心をもたれた方はお気軽にお越し下さい。
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こくちーず *イベント情報を発信しています。
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